自分のラノベを完結しますか?させずに永遠の放浪を続けますか?

作家は、自分が作り上げた世界とキャラに愛着を抱きます。
しかしながら、いずれエンディングをむかえる定め。
WEBの小説投稿サイトでは、「連載中」のラノベが多いですが……。

完結させてこそ経験値が増える

結論から言います。
自分のラノベを完結させてこそ、経験値が増えるのです。

その理由は、未完のままであれば、いくらでも逃げ道があるから……。

「まだ完結していないから」
「せっかくPVが伸びて高評価だから、お小遣い稼ぎで引っ張りたい」
「いずれ書籍化になるかも?」
「完結させたくない!」

作家によって、色々な意見があります。
けれど、「わざと引き伸ばしている」という状態は、よどんだ水と同じ!
遠からず腐り、その世界とキャラをけがしていく羽目に……。

「どうせエタる」と思われたい?

読者の視点に立てば、「エタる作品は読みたくない!」というのが本音。
なぜなら、せっかく盛り上がったシーンで永遠にお預けを食らうから。

2024年の若い世代では、これが顕著けんちょ
「完結した作品だけ読みたい」「売れている作品を読みたい」という話です。
貴重な時間を浪費したくないんですよ。

無料で暇潰しの小説投稿サイトとお金や手間をかける有料版は、全く違います。
けれど、「ちゃんと完結まで読みたい」の願いは共通。
ここに作家の事情は関係なく、ペンネームで「こいつはエタる奴だな」と見なされるだけ。

いったん、エタる作家と定着したら、よりスナック感覚の読者ばかりに!?
少なくとも、しっかり読んでくれる読者は逃げていきます。
残ってくれたファンも、「どうせエタるから、気になった話だけツマミ食い!」というオチ。

投稿サイトも事業の1つ

「エタる作家と言われようが、ランキング上位に入ればいい!」
そう断言する方も、いらっしゃるでしょう。
しかし、小説投稿サイトは、彼らの都合で動いています……。

突然の規約変更や、自社で推したい有料サービスや作品の優遇!
あるいは、ロイヤリティの換金率ダウンも。
最終的には「採算が合わない」としてのサービス終了、いわゆるサ終へ!!

コンテスト応募やスカウトで、広告料だけではないものの、サ終がないとは言い切れず。
となれば、丹精込めて作り上げたラノベも水の泡!

私がこのサイトを立ち上げて、電子書籍を売り始めたのも、それが怖いから。
『異能者が普通にいる世界へ転生したら死亡フラグだらけの件』をずっと残しつつも、新規ファンを増やしたく、踏み切った次第。

真のロングテールを目指そう!

小説投稿サイトは、有象無象の作家を使い捨て。
広告料を稼いでくれるランキング上位を大切にしつつ、あるいは、自社のレーベルで書籍化!

自分のペンネームで注目してもらうためには、ランキング上位だけでは不足。
書籍化しても、初動から落ち込んでいき、すぐ同じテンプレに埋もれます。
真のロングテールには、程遠い……。

じゃあ、どうすればいいのか?

それは、1つの作品にこだわらないこと。
「俺たちの戦いはこれからだ!」でも、完結させること。
ポンポンと出版していき認知度を上げていく、ラノベ全盛期と同じ流れを自分で築くこと。
私は、そう思います。