異能者がいる世界で必ず死ぬ悪役に転生?霊力ゼロで生き延びろ!

ほぼ全てのヒロインに嫌われて、どのルートでも死亡する悪役。
彼が転生したキャラは、まさにそれ!

異能者が普通にいる世界へ転生したら死亡フラグだらけの件

室矢むろや重遠しげとおは、前世で自分がプレイし尽くした【花月怪奇譚かげつかいきたん】の中で目覚めた。
そう、異世界転生をしたのだ。

転生したキャラは、悪役だった!
原作の主人公とヒロインたちに負ける運命を背負い、霊力ゼロのまま……。

異能者としての霊力ゼロが、あり得るのか?
本来の重遠は、どうして全員に恨まれ、存在してはならないように殺された?
原作で明かされなかった真実とは……。

基本情報

必ず殺される悪役に転生して、すぐに滅んでしまう日本であがく。
これは、ゼロから始まり、天へ至る物語。

ストーリー

前世の自分がプレイしていた、異能者がいる現代日本のゲーム。
【花月怪奇譚】の中に転生した室矢重遠は、焦りに焦る。
どのルートでも主人公に殺される悪役だ!

許嫁いいなずけ南乃みなみの詩央里しおりと共に、紫苑学園へ通う日々。
霊力はゼロであり、高等部を卒業するまでのモラトリアムを噛みしめるだけ。

ある日、重遠は運命と出会った!
海外から訪ねてきた少女、カレナにより、全てが変わっていく……。

霊力が戻った重遠の復帰戦は、女子中学生の失踪。
廃墟のような一軒家に潜む化け物は、危険な洋館へ誘う。

原作の主人公、鍛治川航基に絡まれつつ、事件を解決していく。
それは、日本にあるはずのない、西洋の魔術!?

重遠の式神となったカレナは、その力を振るう。
永遠に続く死者たちの宴を終わらせるために!

日本を揺るがす室矢家の出発点。
ゼロからのスタートが、ここにある!

異能者が普通にいる世界へ転生したら死亡フラグだらけの件

出版目録

16巻まで、リリース!
紫苑学園の文化祭が行われています。

死者たちの宴編 【1巻】

カレナと出会った重遠は、原作を外れた!?
詩央里を含めた3人で、女子中学生の失踪を調べるが……。

主人公と悪役編 【2巻】

原作の主人公である鍛治川かじかわ航基こうきは、重遠が気に入らない。
ある日、クラスに留学生がやってきて……。

召喚儀式編 【2~5巻】

ベルス女学校で、1週間の交流会。
世界を滅ぼすものを召喚する儀式が進む中で、重遠はどうする!?

補正なき主人公の慟哭編 【6巻】

原作で重遠を打倒した航基は、やはり敵視するも、相手にされず。
その差は、広がるばかり……。

日本滅亡の澪ルート編 【7~9巻】

日本の大半が滅んでしまう、澪ルート。
重遠たちは、それぞれに戦いつつも、原作の負けイベントへ!

御前演舞編 【10巻】

真剣で斬り合う、御前演舞。
殺気立った敵地へ足を踏み入れた重遠は、新たな力を振るう。

夏休みの南国編 【10巻~12巻】

散々に放置プレイをした、とある女子。
重遠は2人で沖縄へ行くも、人生を変えるほどの体験が待っていた。

サピエン・キュリア編 【12巻~13巻】

沖縄の防衛戦から休む間もなく、魔法師(マギクス)の死地である防衛任務へ!
決して許されない、他流との恋の結末は?

【13巻~14巻】 親友の浮気による修羅場

室矢重遠にとっての親友である、寺峰てらみね勝悟しょうご
彼は、重遠のグループデートである女子と仲良くなったものの……。

勝悟には、家同士で決めた婚約者がいた!
そもそもの原因を作った重遠は、関わった人の顔色をうかがいつつ、調停する。

【14巻】 四大流派を超越した室矢家

千陣流は、室矢重遠を認めた!
けれど、四大流派の3つに認められた室矢家は、数人の高校生だけ。

日本を支配できる力を持っていながら、ろくに警備もいない日常。
その歪みは、新たなバトルへいざなう。

【15巻】 重遠と咲莉菜

筆頭巫女の天沢咲莉菜は、生涯で一度の恋をした。
誰からも祝福される、理想的な……。

桜技流を立て直すためには、それを捨てる必要があることを除けば!

【16巻】 百花繚乱のしおん祭編

いよいよ、文化祭!
重遠と冒険したヒロインが集い、これまでを振り返る。
カレナの占いも披露する、お祭り騒ぎ♪

作者のメッセージ

『滅びるキャラに転生した俺は悲惨な目に遭う予定に怯える』として、第7回カクヨムコンの中間選考を突破!
『ストライク・ザ・ブラッド』をベースに、現代日本を描きました。

四大流派のモチーフは、真牙流しんがりゅうは『魔法科高校の劣等生』と『ワールドトリガー』、桜技流おうぎりゅうは『刀使ノ巫女』、千陣流せんじんりゅうは『BLEACH』、操備流そうびりゅうは『SCP財団』です。

ゼロから始まり、室矢重遠は全てを知る。
自分が転生したのは、【花月怪奇譚】で主人公に倒される悪役……。
それは、本当に悪役だったのだろうか?