オタクの理想郷はリアルに潰された!主人公の変遷が示す時代の変化とは?

サブカル史

2005~2015年は、ラノベブーム!
名作がひしめき、主人公の定義も変わっていく!?
バブル崩壊の失われた10年で、現実を見据えるように……。

女に仕えるか弱気なオタク主人公

『涼宮ハルヒの憂鬱』は、バブル崩壊への鎮魂歌。
将来に希望を持てず、「違う現実が欲しい」という、現実逃避へ!

武装神姫ぶそうしんき』のように、忠誠心MAXで弱者のヒロインを愛でるオタク。
男が投影しやすい主人公ばかりで、ハーレムが目立つ。

  • アクセル・ワールド
  • IS〈インフィニット・ストラトス〉
  • 俺の妹がこんなに可愛いわけがない
  • 冴えない彼女の育てかた
  • ハイスクールD×D

女主人に仕えるか、内輪だけのグループで話が進み、主人公は最終的な決断をせず。
成長はあれど、責任を取らなくていい♪

ヒロインと並び立つ男へ

ハーレム要員は、主人公と並び立つヒロインへ進化!
命を懸けて戦うからこそ、結ばれたときに感動♪

ラノベ不況と言われる、2020年。
それでも、売れている人気作はあります。

  • ソードアート・オンライン
  • ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
  • 魔法科高校の劣等生

ラブコメ主体ではないから、幅広い支持。
ただし、それに耐えうる世界観を作り上げることが必要不可欠で、難易度が高い。

ハーレム構造でヒロインを明確に

ラブコメは、女性にも人気!
心理描写を入れやすいラノベで練り上げ、コミック、アニメへ……。

『星刻の竜騎士』OPの空耳で「石鹸枠せっけんわく」と呼ばれる、IS〈インフィニット・ストラトス〉を含むハーレムアニメから、主人公が最初にヒロインを選んだままで話が進んでいくように!

  • エロマンガ先生
  • 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?

俺妹と『冴えカノ』も、物語の締めくくりで、ヒロインを選ぶ。
いっぽう、『僕は友達が少ない』のような振り回しはファンの疲弊ひへいや混乱を招き、だんだん敬遠された。

男女に受ける主人公が求められた結果

最近は、男女に支持される主人公が人気。
それによって、恋愛をメインにしない作風が目立つ!

  • 推しの子
  • 薬屋のひとりごと
  • 葬送のフリーレン
  • ようこそ実力至上主義の教室へ

従来のラブコメも、最初にカップリングで、周りが弄るような展開へ。
そちらは、同じようなエピソードが続く。

スマホは日常に過ぎず、アニメも一般化。
居場所をなくしたオタクは、平成中期までに「なろう系」やVTuber、ソシャゲへ逃げ込むか、もう1つの現実となったアニメに適応するかの二択を迫られた。