地方のヤンキーから都市の優等生へ!ラノベを辿って見えた真実とは?

青春である高校は、共通体験!
けれど、時代によって評価されるポイントが違う?
反抗で始まったが、今は適応することが重要!

平成元年は地方のヤンキーが主役

敗戦の直後は、復員した兵士などが食うために奪い、弱者をしいたげる。
「やられるほうが悪い!」
飢えた野犬に食われる人もいる中では、声がでかく、徒党を組んでいることが正義。

復興が進むにつれて、ガキ大将のような、町内を仕切っている子供も出現。
『ドラえもん』のジャイアンが、代表的です。

大人と変わらない高校生は、『ビー・バップ・ハイスクール』の世界。
自分の尊厳を守るため、言い返して殴り、ダチのために戦う!
『SLAM DUNK』も、当時の人気ジャンルだった、ヤンキーを踏襲。

上品に描いていますが、『僕は友達が少ない』も同じ。
同じメンツでつるむしかない、地方の窮屈きゅうくつさ。
本音でぶつかり、時には喧嘩もするけど、仲直りするしかない。
良くも悪くも、身内の話。
ケータイ小説が流行ったのも、この時期。

衰退した地方は弱者をイジメるだけ

バブル崩壊から、失われた10年へ。
けれど、その遺産がなくなった令和こそ、本当の地獄……。

リストラ、工場閉鎖などで、城下町は一気に冷え込む。
地方は1つの大企業に依存しているケースが多く、一気に衰退するだけ。

逃げ場はなく、弱者がイジメられる。
グループの結束を強めつつ、ガス抜きのため。

『僕は友達が少ない』の作家は、2021年に『変人のサラダボウル』を執筆。
青春から、ホームレス、カルト、偽造、イジメと、笑えない領域へ。
地方に残ったのは、公認のサンドバックを叩く、地元の支配者とその取り巻き。

自分が助かるための生存戦略

一所懸命ではなく、自分が人として扱われるエリアへ脱出。
それこそが、唯一の生存戦略!?

先生であっても、そこを離れれば、ただの人。
「地元最高!」という連中は、お山の大将として都合がいいから……。

地元の支配者、先輩に潰される前に逃げれば、「世界は広い」と分かる。
スマホで1日が終わる時代は、そのハードルが低い。

政令指定都市でも、先行き不明。
せまい地元で搾取されるぐらいなら、何を言われようと逃げ出すことも選択肢。
その若者が急増したことで、『僕は友達が少ない』に共感できない社会へ。

都市で生きる優等生が主役になった

突っ張っていたヤンキーの子孫は、伝統を受け継ぐだけ。
普段は見分けがつかず、親や先輩がうるさいから、成人式だけ特攻服にリーゼント。
マイルドヤンキーと呼ばれるも、本質的に変わらず。

スマホが日常となり、今は適応できることが大事。
相手に応じた会話、接し方という、スマートさ。
そのうえで、自分の目的を見失わず、振り回されない。
『ようこそ実力至上主義の教室へ』が、令和のスタンダード!

地方に期待できなくなったことで、都会への憧れも。
群像劇として賢い立ち回りの『よう実』が支持されるのは、当然の結果!
スポーツの需要も減っていて、コミックの売上が示す。

生活できない地方で、弱者をかえりみず、ひたすらに生き延びる。
または、過去を捨てて、逃げる。
いずれにしても、綾小路あやのこうじ清隆きよたかのようなクレバーさが必要不可欠!