週刊漫画になったから行き詰まった!?なろう小説の問題点をズバリ指摘!

『小説家になろう』から始まった、一連のブーム。
けれど、プロで通用する先生が巣立ち、話題になった作品をすり続けるだけ!?
その業界にいる私は、週刊漫画と同じ問題点を感じます。

少し苦戦するだけでブラバする読者

敗北が許されるのは、第1話だけ。
途中で挫折ざせつしたら、一気にブックマークが減ります!

それどころか、少しでも苦戦すれば、ブラウザバック!?
サイトの別作品か、VTuberの放送を見に行くだけ。

週刊漫画でも、主人公を苦戦させるかどうかで悩みます。
ただ、コマ割りで見るのと、文章で感情移入するのとでは、雲泥の差!

主人公と一体化するラノベでは、『魔法科高校の劣等生』のお兄様のような安心感が必須。

1話の最後は勝っている状態で終わる

週刊漫画は、主人公や仲間が苦戦している場面で終わりません。
新たな敵の登場といった、次が気になるシーン!

読後感を良くしなければ、読者が大きなストレスを抱えるから……。

定期更新になった弊害へいがいで、WEBラノベにも適用されました。
苦戦したまま1話が終わると、恐ろしいほどブクマが減るのです。

このせいで、表現の幅がせまくなりました。

毎日更新でじっくり考えないまま

小説投稿サイトは、毎日更新が常識。
ランキング上位に入って、ようやく一息つけます。
けれど、プロットを練ることを不可能に!?

読者の反応を見ながらのライブ感で、ヒットする方向へ……。

結局のところ、つかみだけ。
あとは、興味を持ってもらうだけの更新を続けて、ファンを囲う。
全体のストーリーは、二の次、三の次!

ここは、ずっと締め切りに追われる週刊漫画と同じ。

投稿サイトのランキングに一喜一憂

最大の問題は、投稿サイトはランキングが全てであること。
週刊漫画も、読者アンケートの順位で打ち切り!

びつつ、ネットの組織票でランキングを駆け上がる。
「読者を感動させよう、ストーリーを練ろう」の意識は、皆無。
なろうの常識は、世間の非常識です。

それでも、書籍化、アニメ化。
コミックの原作者となれば、あまり動かず、その売上の数%をもらえる立場へ!

週刊漫画で、原作者と作画の二人三脚か、事前にチェックする担当編集がいるように。
WEBラノベにも、分業が必要?