広告ブロックは悪なのか!?ユーザーが望まない行為は排除される!

「今後の運営のために、広告ブロックをお止めください」
これは、とある動画サイトに掲載されたもの。
しかしながら、エンドユーザーが選ぶ時代にあっては、逆効果です。

広告を出す企業が減った感じ

自動的に表示される広告で「そのサイトへ遷移する」という事態が!?

強制リダイレクト広告。
ユーザーが選択しないのに飛ばされる仕組みで、2016年から急増しました。
厄介なのは、広告主が知らないうちに仲介したパートナーが仕掛けている点。
自社がスパムと見なされ、嫌われていることに気づかないのは不幸です。

2024年では、WEBサイトへの広告が激減しています。
『カクヨム』においても、そういったむねの通知が出ました。
この流れは止まらず、自動広告による収入を期待できない状態です。

枠が余っていれば、従来の審査で弾かれた広告も通ります。
つまり、胡散臭いサービスが出やすい状態に……

ネットの大企業に従うだけ

インターネットは、世界的な大企業が牛耳っています。
国によっては独自のサービスを行っているものの、Google抜きのマーケティングは考えられません!

好き嫌いではなく、嫌でも対応しなければならない話。
たとえば、閲覧するブラウザ、アプリでは、広告ブロックがどんどん普及しています。
注意文1つで良心に訴えるのは、焼け石に水。

そのメインストリームに逆らわず、新しく儲ける仕組みが必要です!

「ユーザーに役立つ情報を提供する」
これが検索エンジンの基本理念であり、もはや個人がゴールまで辿り着けます。
サイトの自動広告は続くでしょうが、全盛期は過ぎました。

戦場はWEBサイトから動画へ

2024年は、スマホからも視聴できる動画が熱い!
日本の『ニコニコ動画』で育った配信者は、YouTubeなどに進出しました。
VTuberという、配信者の動きに連動するアバターは、新たな芸能人です。

芸能プロダクションに所属するVTuberは、その影響力を活かし、コラボや企業案件を連発!
それ以外にも、自分が詳しいジャンルで実演しながらの解説は、億万長者にも!?
彼らの収入源は、たった10分の中に流れるCMによる広告費です。

動画サイトではなく、動画そのもの。
広告ブロック対策をしている大手だけが、今度も生き延びられます。

2006年から始まった、『ニコニコ動画』。
ネットが普及していき、携帯電話が増えていく中で、大事な役割を果たしました。
けれど、動画制作者や配信者への還元とマネジメント不足により、周回遅れのイメージ。
「場を提供しているだけ」という話ですが、育った配信者を逃がしたのは痛すぎる。

ビジネスモデルの限界

4~5年前の常識が、今では通用しません。
2024年では、VTuberの放送スケジュールがぎっしりですが、これも数年後は不明。

「提供する方法と、ユーザーが求めているコンテンツを噛み合わせる」
小説投稿サイトですら、スマホ非対応は、最初から勝負を投げているレベルですし……。

戦後の昭和モデルは古典で、「その時に風が当たる場所へ行き、タイミングを計ること」が大事。

会社の平均寿命は、30年です。
だが、老舗と呼ばれる企業ですら、Googleのような巨大資本に踏み潰されます。
広告ブロックによる弊害へいがいは、氷山の一角です。
自由に発表できるネットでは、エンドユーザーに拒絶する権利と手段があります。
え? これに、自我を持ったAIによる選別!?