私の結論は、「プロとして成功したいのなら、コメント欄を閉じろ!」です。
書籍化ラインまでは良くても、そこから先が突破できません。
今回は、その理由についての解説です。
書籍化まではコメントが原動力
すでに専業となった、1,000万部の作家。
もはや看板シリーズの最新作かスピンオフを書くだけで、自由に過ごせます。
担当編集に言えば、自分が書きたい物語を1~3巻は出してくれるでしょう。
しかし、そんな大物ですら、読者の反応を気にしていた時代が!?
「ペンネームは知られておらず、代表作もない!」
新しいエピソードを投稿しても、すぐにチェックしてくれる読者が少ないです。
となれば、感想であるコメントが唯一の手応え。
書籍化するまでは、ファンになってくれた常連と一喜一憂。
投稿サイトでランキング上位に入り、晴れて商業デビュー!
今のコンテストは、実質的に「ランキングや一定の評価があるか?」の青田買いですから……。
コメントを選別する労力はムダ
ランキング上位へ近づけば、嬉しいコメントばかりではありません。
純粋に応援したいファンとアンチが入り乱れ、カオスです。
一部のコメントだけに返答する方もいますが、私はお勧めしません。
無視された読者に恨まれます!
返答をするのなら全員、あるいは、既読スルーという、平等な対応がコツです。
注意したいのが、「人気が出てきた作品をいじりたい」という読者もいること!
担当編集のつもりか、「こういうキャラはダメだ!」のように指導してきます。
ファンを装った作家潰しもあり、度を超えたアンチは本当に面倒です。
「注目されるほど、厄介なファンが増える……」
だから、コメント欄を閉じるのです。
ランキング上位を見ると一目瞭然!
試しに、『カクヨム』などのランキング上位を見てください。
どの作品も、コメント欄を閉じているか、あるいは、既読スルーで返信をしていません。
この上位は、どれも書籍化を狙っています。
ランキング用のテクニックが必須ゆえ、どの作家も本気です。
となれば、彼らに遊んでいる暇はありません!
PVなどのデータを見つつも、次の更新を急ぎ、コンテストに応募するのです。
大手の小説投稿サイトは、ランキング上位に有名なプロもいます。
そちらは運営に呼ばれたのでしょうが、それ以外にも書籍化で3巻越えがザラ……。
彼らは、大ヒットさせるために執筆しています。
その視点は、より良質な漫画家によるコミカライズで、販促のアニメ化の成功!
「書籍化できたらいいな」の素人とは、見ている場所が違います。
業界人や成功した作家と付き合おう
作家も、営業しなければなりません。
メインとなる出版社に加えて、イラストレーター、漫画家、アニメ制作会社、ゲーム会社まで。
担当編集が代行してくれますが、できるだけ自分の顔を売り、接点を作るべき。
せっかくのチャンスを活かさないと、「打ち切りです」の一言で全て終わり♪
横の繋がりとして、同業者のラノベ作家とも付き合いましょう。
代表作もよく分からない方ではなく、100万部の実績があるような方と!
それでこそ、担当編集に安く買いたたかれず、「あの先生と親しいからなあ……」と忖度されます。
でも、無名の作家が処女作を出した直後で、ぬけぬけと顔を出せず。
自分自身も、同じ100万部の作品を持たなければなりません。
だいたい、出版社のパーティーでも、売れっ子と有象無象はまったく扱いが違いますし。
「あの先生は品行方正だから成功した!」の意見もありますが、ぜんぜん違います。
程度はあるにせよ、売れる作品を書けないと話にならず!
今の売れ筋を考えて、落とし込めることが必要で、人格うんぬんは二の次、三の次。
成功するためには、無責任なコメントを気にしているどころじゃない。