2020年を席巻した、学園ラブコメ。
『かぐや様は告らせたい』は、キャラの魅力で大人気に!
清楚なシスターに見える制服と相まって、他にはない雰囲気♪
貴族と平民による身分差
「働く」という概念すら違う、貴族。
庶民の白銀御行は、上流階級が集まる秀知院学園で奮闘する。
外部生の生徒会長はストレスだらけ
『ガールズ&パンツァー』のBC自由学園では、外部生がアウェー。
同じ外部生である白銀御行は、努力を重ねた末に、秀知院学園の生徒会長へ!
日本を背負っている名家、財閥の生徒に囲まれて、ひたすらに苦労する。
失言1つで、来月には席がなくなっている世界……。
貧乏な家庭で、名門私立の生徒会長に上り詰めつつ、バイト経験が豊富。
新聞配達などを行い、通学はママチャリで往復2時間。
実際にはありえない設定だが、読者の共感を誘う。
常に悩んでいることから、人間味がある。
財閥のお嬢様である「四宮かぐや」に好意を抱くも、住む世界が違うと自覚。
かぐや様との恋愛頭脳戦
白銀御行のイメージで、「お可愛いこと……」と罵倒する女子。
それが、生徒会の副会長である、四宮かぐや!
四宮グループを仕切っていく血筋ゆえ、帝王学で冷血だった中等部。
藤原千花ぐらいだった友人も、白銀たちの影響で人間らしく。
かぐやも白銀を憎からず思っているが、四宮家で微妙な立場。
幼馴染で近侍を務めている早坂愛と一緒に、身の振り方について悩む。
千花は、白銀に恋愛感情を抱かず。
真面目なラブコメという描写で、一線を画している。
性知識に乏しい「かぐや」も、自分から告白すれば、プライドが傷つく。
生徒会書記である千花をはさみ、ひたすらに意識させる、恋愛頭脳戦の日々へ。
住む世界が違う令嬢と結ばれるか?
『魔法科高校の劣等生』と同じく、異世界恋愛の構図。
本来なら、苦学生として自宅から近い公立に通うだけの白銀御行。
高級ホテルのシェフが毎日料理を出す四宮家のかぐや様と、釣り合わず。
かぐやにとって長年の親友である藤原千花は、総理大臣を輩出した家系だ。
本人の能力も高く、育ちが良い。
白銀の魅力は、苦労しながらも他人に気遣い、助けること。
「歴史ある名門私立で外部生」という辛さは、作中で嫌というほど描かれている。
まして、四宮家に囚われている「かぐや」と結ばれるのか?
頼れるのは、生徒会で培ってきた絆と、2人の想い……。
紫苑学園という同じ舞台
『異能者が普通にいる世界へ転生したら死亡フラグだらけの件』の紫苑学園。
まさに秀知院学園のイメージで、参考になった。
理想的なツートップの生徒会
室矢重遠が高等部に入った年は、澤近葵菜が生徒会長。
名門私立のわりに人懐っこい性格で、初対面から重遠にフレンドリー。
葵菜を支える生徒会メンバーは、知的な雰囲気の大角凛。
対照的に見えるが、上手く噛み合い、理想的なツートップ♪
千陣流の高家として動く重遠は、紫苑学園にあまりいない。
やらかす問題が大きく、生徒会が対応するのみ。
普通なら、仕事を増やすうえ、学園の評判を下げることでの嫌悪感。
でも、ひょんなことで知り合った葵菜は、重遠に絡む……。
名門私立で生徒会長になれる条件とは?
リアルの名門私立は、それぞれ校風がある。
育ちが良く、その家庭が丸ごと通っていることはザラ。
一般からも受け入れている場合、幼稚舎からの通学かどうかで見えない壁がある。
『かぐや様は告らせたい』の白銀御行は、外部生。
政財界のVIP、海外の要人も招く生徒会長になれないはず……。
これは、差別ではなく、区別!
歴史の教科書に載るような名家、大企業や財閥の生徒がいる。
本来なら、白銀の努力を認めても生徒会長にさせないし、なれない。
「四宮かぐや」が管理することでの容認と、彼女によるガード。
いっぽう、葵菜は伝統芸能の名家で、内部生。
名門私立のトップになるための条件を満たす。
そもそも、生徒が投票する前に、日本を動かしている保護者会が決めるのだ。
常識外れの主人公に振り回される
室矢重遠は、生徒会に興味なし。
お役目で成果を上げなければ、許嫁の南乃詩央里と今生の別れ!?
霊力ゼロで安全なはずだった重遠は、千陣流の関係で騒ぎを起こす。
規格外のイベントが続き、葵菜と凛は驚くばかり。
重遠はクラスにあまり顔を出さず、霊力が戻ってから人気が出た。
そのせいで、中心にいる陽キャと接点がなく、親しかった陰キャはフェードアウト。
非常に、中途半端!
『ストライク・ザ・ブラッド』の暁古城と、似ている境遇……。
浮世離れしている重遠は、周りを気にせず。
生徒会長の澤近葵菜と仲良しで嫉妬されそうだが、そもそも教室にいない。
未来予知の占いをするカレナ
紫苑学園で活動している、オカルト部!
女子が占いをする場に、室矢重遠の義妹となったカレナも加わった。
未来予知と同じ占いと、その本場からの西洋人。
中等部の部長が入れ込み、オカルト部はカレナの派閥へ。
公爵令嬢となれば、日本の名家では太刀打ちできず、文句を言う生徒はいない。
秀知院学園を裏で動かしている、難題女子。
それと同等以上で、紫苑学園の女子を統べるほどだが、カレナはマイペース……。
噂を聞いた保護者は、日本の政財界を動かす重鎮ばかり。
当然ながら、カレナに占って欲しい。
その要望をさばく生徒会、特に葵菜と凛は、頭が痛い。
どんどん有名になる重遠と合わせ、紫苑学園が始まって以来のお騒がせ♪
室矢重遠と仲がいい生徒会
紫苑学園のスクールカーストは、後半で明かされる。
重遠が、それに興味ないから……。
主人公に興味津々な生徒会長
澤近葵菜も、家庭の事情を抱えている。
けれど、それを知っているのは大角凛ぐらい。
他人を詮索するような生徒は、紫苑学園にいられない。
訳アリという意味では、室矢重遠がトップクラス!
1巻の冒頭では、「陽キャと陰キャ」のシンプルな構図。
ガラが悪い生徒が目立ったものの、一般から入ったエリートなのでしょう。
どれだけいても、学園の中枢になれず。
というか、重遠が舐められていただけ?
葵菜との出会いは、よく考えると不自然。
秀知院学園のように相手の家まで考える生徒会は、隙を見せられないのに……。
誰にでもフレンドリーだが、本音を知ることは難しいタイプ。
葵菜の気持ちは、主に学外で動いている重遠との距離感で複雑。
陰で支えるクールビューティな書記
生徒会で書記を務める、大角凛。
彼女のモデルこそ、『かぐや様は告らせたい』の四宮かぐや!
ただし、澤近葵菜については、『虚構推理』の岩永琴子で、藤原千花ではない。
凛は常に冷静で、すぐ生徒会をサボる葵菜をフォロー。
どちらも紫苑学園の内部生ゆえ、家族に近い。
外部生が生徒会長になってもいいが、内部生から目の敵にされるだけ。
このパワーバランスは、理事会、教職員の派閥にすら影響。
凛は、葵菜と一緒。
先輩のうえ、室矢重遠が教室にいないから、生徒会室で会うぐらい。
あるいは、どちらも遊びに来て、たまたま遭遇。
一見すると、凛は普通の女子に思えるが……。
驚くばかりの女子コンビ
紫苑学園で貴重な友人の2枠が、葵菜と凛。
相手は先輩だから、少し違うけど……。
生徒会に外から苦情が届くようなら、室矢重遠とカレナは転校。
そのラインを越えないまま、彼らが四大流派で有名になった余波を受ける。
振り切れている室矢重遠も、余計なことを喋らない。
中学生のカレナは、さらに達観。
葵菜と凛のおかげで、紫苑学園の現状を知り、必要な協力を得られる♪
この兄妹は教室で授業を受けず、連続で失踪した洋館へ突撃するし。
多少はね?
現代にもある上流階級
人は、生まれながらに平等ではない。
現代でも、上流のネットワークに入れるかどうか……。
支配者の集まりに入ることが条件
上流階級は、そもそも素性がハッキリしている。
同じランクと家族ぐるみの付き合いで、高祖父の代からの親交も……。
そこから外れれば、友人を含めて、あらゆるものを失う!
『Fate/Zero』の間桐雁夜が典型的で、当主に逆らえば、見せしめを兼ねた扱い。
ゆえに、その調和を乱さないよう注意して、言われた通りに生きるだけ。
この信用があってこそ、仲間と認められる。
親が大学教授、医師、弁護士、大企業の部長という一代限りは、まだ庶民。
名門私立に受け入れても、中枢には近づけない。
逆に言えば、築いた資産やステータスを引き継がせたいから、子供も医師などにする。
見えない序列に従わなければ、上流のネットワークである保護者会やOB会が排除。
卒業後にも、この流れはずっと続く。
上流階級は名門私立に通っている
『魔法科高校の劣等生』では、文句を言いながらも、第一高校の二科生として入学。
スクールカーストはあれど、名門私立のステータスは大きい。
超進学校として名を馳せている私立もあるが、お坊ちゃん、お嬢さま向けも……。
逃げ場のない小中高でおかしな教師や先輩に壊されたら、冗談ではない。
上下関係による従属をずっと強いるか、弱みを握られての奴隷扱いも、論外!
だから、安全で信用できる名門私立に代々通う。
変な生徒が紛れ込まず、「ふさわしくない」と判断したら、転校させる。
生徒を怒鳴るだけの公立とは、世界が違う。
代々通っている生徒の価値観
紫苑学園に入った室矢重遠は、生徒会長を悩ませる。
もしも澤近葵菜が親に訴えるか、大角凛に相談すれば、転校を勧告された。
重遠の家は、庶民にあらず。
だが、周りから距離を置かれたままで、クラスの陰キャ……。
1巻の冒頭では深く考えておらず、分かりやすい構図へ。
長編として世界観やキャラが固まり、名門私立らしいリアリティに。
作中では『魔法科高校の劣等生』の司波達也と同じで、無名の家。
ただの一般人と、舐められていた?
裏事情を知っているは、生徒会などの中核にいる生徒だけ。
重遠の主観では庶民だが、育ちが良く、わりと品がある。
南乃詩央里のような側近に支えられていて、やっぱり違う!
二度と見たくない男子なら、名家の中でもトップクラスの葵菜、凛は認めず。
本人の自己評価が低く、その辺りはズレている。
異能者が普通にいる世界へ転生したら死亡フラグだらけの件

