刀を使ったバトル漫画で、『BLEACH』は別格。
見やすいコマ割りにいつまでも覚える名言の数々、オサレな斬魄刀の解放。
これは、致命的に素晴らしい!
斬魄刀を解放すれば席官
尸魂界と呼ばれる、死んだ人間がたどりつく霊界。
そこは昔の日本とよく似ていて、死覇装をまとい、斬魄刀を扱う死神もいる。
斬拳走鬼をバランスよく鍛える
広い円状の瀞霊廷を守るのが、護廷十三隊。
真央霊術院を卒業して入隊試験を通った、エリート中のエリート!
「斬魄刀を持つ死神=護廷隊士」とは限らず、隠密機動、鬼道衆の育成も兼ねる。
アニメ版を含めれば、貴族家に仕える家臣が死神になるか、私兵で雇われるケースも。
護廷十三隊だけでは手が足りないため、下請けの部隊もある?
死覇装を着ている死神は、斬魄刀を持つ。
その技術は、以下の通り。
- 斬魄刀で斬り合う斬術
- 拳や足による打撃で戦う白打
- 瞬間移動のように動く瞬歩を含めた歩法
- 詠唱で様々な術を発動させる鬼道
『BLEACH』の作中では、斬拳走鬼と称された。
護廷十三隊で副隊長になるには、バランスよく鍛えておくのが手っ取り早い。
そうすれば、空きができた時に声をかけてもらえる。
ただし、得意分野に偏っているケースが目立つ。
副隊長ですら、苦手分野となれば平隊士に負ける場合も?
斬魄刀の始解が席官になれる目安
護廷十三隊は隊長がトップで、総隊長を始めとする隊首会によって動く。
ただし、横の連携がなく、自分の隊については自由。
隊首会に出席できる副隊長に任命されれば、隊長になりやすい。
作中でも、いくつかの隊を転々としつつキャリアアップの事例が目立つ。
昔の寄親寄子と同じで、大名が顔と名前を覚えている家臣がいて、その下にも大勢。
家臣は預かった領地からの収入を振り分け、部下を養う。
つまり、総隊長が下っ端を知らないであろう護廷十三隊と同じ構図。
各隊には、序列がある。
約200人のうち上位20人は、席官という幹部扱い。
専用の住居、高い給与と手当があり、行動の自由度も大きく上がる♪
死神が貸与された斬魄刀は、精神世界の対話と同調で名前を教えてもらえる。
それを呼ぶことで形状を変え、独自のスキルを使えるようにすることが、始解。
一芸特化でもなれるが、この始解が席官になる条件だ。
卍解=隊長就任のセット扱い
隊長は、副隊長までとは格が違う。
背面に隊章がある白い羽織を許されて、隊首会で総隊長から命令される。
この隊長羽織は、裏地の色の変更や着こなしによるアレンジも黙認。
それ以外の特権は、下記の通り。
- 自分の右腕になる副隊長の任命権
- 隊としての規則の制定
- 任務における行動の裁量権
- 隊舎で広い執務室や私室がある
- 護廷に役立つ施設などの運営
各隊に、活動する予定や実績に応じた予算が割り振られる。
今期の収支などを心配する描写もあり、世知辛い。
任務などで建造物を破壊すると隊の予算から差し引かれるようで、大変!
始解の先に、卍解がある。
斬魄刀の本体を具象化させたうえで屈服させれば、圧倒的な戦力を得る。
ただし、命を落とすか、再起不能になるリスクを伴う。
卍解で始解と比べて、霊力5~10倍に膨れ上がる。
体に大きな負担がかかることや、周りを壊滅させることを無視すれば……。
ともあれ、卍解を使える者は少なく、隊長が不足すれば自動的に押し込められる。
総隊長と2名以上の隊長による隊首試験の合格で、翌日には隊長♪
隊長の資格に卍解は含まれないが、実質的に必須スキル!
藍染惣右介という絶対的なキャラ
『BLEACH』を覇権にしたキャラといえば、藍染惣右介!
多くのファンを反転アンチ、そこからファンに戻すほどに、強烈だった。
理想の隊長に隠された本音
護廷十三隊にいる隊長は、強さが第一!
それゆえ、十一番隊の更木剣八のような「隊長殺し」までいる。
誰にでも優しく、隊の運営もしっかり行い、それでいて強い。
理想の隊長である藍染惣右介は、副隊長の雛森桃と五番隊を仕切る。
しかし、惣右介の本音は別にあった……。
並みの隊長では傷をつけることもできぬ、その霊圧の高さ。
詠唱破棄の鬼道で、他の隊長を瞬殺。
天をあおぐ惣右介の真意は、誰にも理解できぬ。
最終的に、彼を悪役と断言できない状態に陥った。
「世界はどうあるべきか?」
この問いかけに、答えを出す者はおらず。
死神サイドが絶対的な正義ではない
藍染惣右介は、瀞霊廷だけを見ている護廷十三隊とは違う。
絶対的な強者が愚かで自分勝手な弱者のために尽くす世界を許せない。
完現術者、滅却師、破面、仮面の軍勢、虚、死神……。
主人公の黒崎一護は、お人好し。
ゆえに、惣右介のように全体を見ず、言われたことをやるだけ。
「死神サイドが邪悪では?」という疑問は、千年血戦篇で加速する。
ところが、世界の存続をかけた死闘ゆえ、それを掘り下げる前に完結した。
世界を支えている霊王も、クインシーの殲滅には怒っている節があった。
少年漫画ゆえ、世界を滅ぼそうとしている敵を倒して終わるのは正しい結末だが……。
主人公は論破できないまま倒した
黒崎一護は、みんなを苦しめる敵を倒しただけ。
藍染惣右介の問いかけに答えず、その意味も考えない。
黒幕のような浦原喜助は、「必要だから、したんですよ?」と嘯く。
その先に控える和尚も、必要とあれば、一護を贄にするだろう。
大事な仲間に囲まれて、護廷十三隊とも親しくなった。
であれば、それを傷つけるのは敵!
本来は、死神代行という中途半端な扱いに怒るべき。
必要なら護廷十三隊に加え、世界を支えている霊王も斬り捨てる。
それをやったら、少年漫画で倒される悪役のポジションだが……。
千陣重遠の謎を追う
【花月怪奇譚】の全ルートで悪役となる、千陣重遠。
冷静に考えると、意外な事実が見えてきた!?
原作で必ず破滅する悪役
『異能者が普通にいる世界へ転生したら死亡フラグだらけの件』に出てくる千陣流のモデルは、『BLEACH』のソウル・ソサエティ。
京都の山奥にある本拠地から紫苑学園へやってくる悪役が、千陣重遠だ。
攻略可能なメインヒロインは、4人。
そのルート分岐に、一部のサブヒロインも加わる。
細かい分岐を全てを数えれば、10を超えるであろう結末……。
いずれでも、千陣重遠は滅ぶ。
仮にも日本を裏から支配する四大流派の1つ、千陣流の次期宗家が!
前世でゲームを遊んでいた時には、気づかない。
入院したまま病死した一般人は、外の景色も知らず。
ゲームの中へ異世界転生した挙句、必ず死ぬ千陣重遠へ。
おまけに、霊力ゼロで、原作知識もうろ覚え。
強まる違和感と見えてきた真実
霊力ゼロの次期宗家であっても、重遠は大事にされた。
少なくとも、表向きは……。
メインヒロインである南乃詩央里も、健気に尽くしてくれる。
式神を使えないほど弱いから、裏でバカにされ、暗殺未遂を繰り返す。
しかし、次期宗家に見合う強さがあった原作の千陣重遠は、どうして悪役に?
千陣家を廃嫡されて、名家にありがちな「別の家にする」という措置。
霊力ゼロの室矢重遠は、東京の名門私立の高等部へ編入した。
全ルートの追体験による諦観
室矢重遠は、何の因果か、【花月怪奇譚】の全ルートを追体験した。
悪役の千陣重遠として……。
さんざんに罵倒され、自分を破滅させてきた連中が、ヒロイン達。
これを喜べる人間がいるだろうか?
主人公の鍛治川航基のために世界が動き、重遠を悪とした。
むろん、この世界線はゼロからのスタートだが……。
忘れてはならない。
【花月怪奇譚】は航基の視点であり、主人公は難しいことを考えない。
目の前に出てきた敵を倒すだけ!
千陣流も理想には程遠い
四大流派は、社会的なシステム。
血筋と歴史を誇っている千陣流では、上下関係が厳しい。
BLEACHと同じ上下関係
『BLEACH』のように上下関係があるのが、千陣流。
十家と呼ばれる最高幹部がいて、当主会であらゆる項目を決めていく。
重遠がいた千陣家は、その決定を認める宗家だ。
派閥と上下関係は、家柄による。
それは歴史と同義であり、個人の努力で覆せるものにあらず。
生まれた瞬間から、決められた役割を果たす。
しなければ、一族から追放されて詰む、あるいは処分されるだけ。
その鬱屈は尋常ではなく、バカにしていい相手への扱いは陰惨を極める。
千陣流を統べる宗家の候補者でありながら、霊力ゼロの室矢重遠が、まさにそれ!
本来は、生まれた家や一族で結束するが……。
位打ちとなった重遠は風前の灯火
室矢家は、重遠を閉じ込める檻。
霊力ゼロの男子高校生を当主として、南乃詩央里も許嫁のまま。
その血筋から、宗家に準ずる家格になったが――
千陣家でなくなった重遠には、位打ち。
何があっても何をされても、自分で解決するしかない。
千陣流の一部からの支援で暮らせるが、詩央里はいつまで一緒か不明。
序盤は、霊力ゼロによる将来の不安と恐怖がメイン。
室矢カレナを迎えて、3人で様々な事件に立ち向かう。
けれど、重遠の力不足が大きなネックへ……。
桜技流の筆頭巫女との出会い
千陣流にも、隊長と副隊長。
護廷十三隊と似たシステムだが、斬魄刀はなく、十家が囲っている戦力だ。
実力で成り上がれるため、位打ちで弱い室矢重遠はバカにされやすい。
強いことが全ての千陣流の本拠地で、陰謀に巻き込まれる。
いよいよ、重遠の真価が問われた!
ある事情で桜技流の筆頭巫女と出会い、帯刀する重遠。
その刃は、上から下まで舐めている千陣流の奴らを黙らせる!
重遠が直接戦う場面は遅いものの、刀の解放、完全解放へ。
ここは『BLEACH』の始解、卍解と同じ。
ただし、同じように超常的な力を発揮するのは御神刀だけで、希少。
異能者が普通にいる世界へ転生したら死亡フラグだらけの件

