刀使ノ巫女!桜技流の演舞巫女たちも人知れず化け物を斬り捨てる!

参考文献

刀とセーラー服は、大正義!
現代の荒魂あらだまを退治する刀使とじたちが、今日も戦う!
異能者シリーズに登場する桜技流おうぎりゅうのモデルこそ、『刀使ノ巫女』です。

荒魂を倒す刀使たちの物語

御刀おかたなを手に、一般人とは違う力を振るう少女たち。
大荒魂を倒した折神おりがみゆかりをトップに、国家公務員の特別職として活動するも……。

退治したはずの大荒魂

特務隊により、大荒魂は倒された。
けれど、十条じゅうじょう姫和ひよりは思いつめた表情のまま、御前演舞へ参加する。

刀使は、御刀と超常的なパワーを持つ。
それですら、神話に登場したであろう大荒魂を倒せるとは限らず。
現代兵器と科学で対抗した『BLUE SEED』とは異なり、神秘的な力と組織で対抗!

特別祭祀機動隊とくべつさいしきどうたいとして、全国の警察本部に配置された刀使。
飛び道具が欲しくなる巨大な荒魂にも、刀一振りで立ち向かう。

物語は、主人公である衛藤えとう可奈美かなみの視点で進む。
同じ警察との対立ではなく、前の世代が倒したはずの大荒魂を巡る、不穏な動き……。

写シによってキャラが死なない

写シうつしという技術により、御刀を媒介として、肉体をエネルギー体へ。
わずかな痛み、精神疲労はあるものの、実体は傷つかない。
キャラによっては連続で使うが、原則的に無理。

『ワールドトリガー』のトリオン体とほぼ同じ理屈で、迫力のある剣戟けんげきへ。

刀使は、様々な技術を駆使して、戦う。
迅移じんいで加速して、八幡力はちまんりきによる筋力強化、金剛身こんごうしんによる肉体の耐久度アップ!

『ファイブスター物語』の騎士に近いが、全て御刀が必要なスキル。
警察官として扱われるため、社会的に問題なし。

警察庁の特別刀剣類管理局における、内輪揉め。
刀使たちの戦いであって、弾丸を切り払うか、さける描写はない。
十条姫和などのトップクラスは、やろうと思えば、できる。

色とりどりの群像劇

伍箇ごかでんと呼ばれる訓練校による、刀使の育成。
一目で分かるデザインだから、動き回っていて多人数でも、見やすい。

左腰にさやを差すが、現代では後ろへ突き出ていて不便。
『刀使ノ巫女』では、角帯かくおびとしてのフレームに固定したうえ、鞘を縦にした!
左手で動かしてつかのポジションを戻せば、抜刀できる。

『異能者が普通にいる世界へ転生したら死亡フラグだらけの件』の桜技流。
こちらでも、5つの女子校!

御刀を固定する装具は、シンプルな強化外骨格。
背負うバックパックのフレームと、似ている。
即座に抜く御刀とは別に、予備の刀などを搭載しつつ、戦闘時にすぐ落とせる。

桜技流の演舞えんぶ巫女みこは、守りの術式がある装備なれど、写シなし。
手足の欠損、死亡することが、もはや日常……。

キャラによって戦い方が異なる

萌えアニメと思いきや、意外に真面目。
それぞれの剣術がぶつかり合い、興味深いバトル!

実在する古流剣術が登場

外連味けれんみはあるが、刀の構えなど、リアルな描写が目立つ。
メインキャラは実在する古流剣術を修めているため、そちらの優劣も興味深い。

新選組で有名な天然理心流のつばくろ結芽ゆめは、刀を水平にしつつ、相手の喉元を突く構え。
いわゆる、平青眼ひらせいがんを基本とした。
モブの刀使を含めて、剣道では意味がない「脇構わきがまえ」をよく使うことも、興味深い。

安全に練習と試合ができる竹刀しないによる剣道は、素晴らしい。
だが、それを前提としたテクニックが発達したことでの乖離かいりは否めない。

古流剣術では、2人が向かい合ってのくみ太刀だちも。
決められた通りに動きつつ、実際の間合い、理合いを学べる。
事故を防ぐため、木刀ぼくとう、または竹刀。
柳瀬やなせ舞衣まい北辰ほくしん一刀流いっとうりゅうなどで、師範代しはんだいが真剣による剣術演武を行う場合も。

真剣では、自分の切っ先は届くが、相手からは届かないギリギリでの駆け引き……。

刃をどこかに当てて引かれたら、アウト!
それゆえ、相手の切っ先を常に牽制けんせいするように、竹刀とは全く違う立ち回りへ。

甲冑かっちゅうくみちは、相手を頭から落とす、鎧の隙間から刺すといった技術。
けれど、刀による剣術は、だいたい平服を前提としている。
そもそも、衛藤可奈美の柳生やぎゅう新陰しんかげりゅうなどが有名になったのは、平和な江戸時代から。

二刀流による剣術

宮本みやもと武蔵むさしで有名な、二天一流!
特別刀剣類管理局のトップである折神紫が使っていて、二振りを左右で使う。

剣道でも二刀流があるものの、短い脇差わきざしと、長刀。
武士が全ての力を使う意味での二刀ゆえ、必然的にそうなる。
短いほうで攻撃をさばき、上から抑え込みつつ、長いほうで斬るか突く!

西洋でも似たスタイルがあって、マン・ゴーシュという短剣に、長いレイピア。
つまり、どちらも長い剣は現実的ではない。
左右の長刀を自在に使っている紫が尋常ではない腕力やセンスの持ち主、という演出。

作中で、「二刀は、必ず一刀より強いわけじゃない!」と言われたように。
お互いの刀がぶつからないよう、バランスを崩さないよう、かなり制限される。
片手で握っているから、相手に弾き飛ばされれば、隙だらけ。
斬りつけても、浅い傷しか与えられない。

他ならぬ武蔵が、「二刀差しで両手があるなら、状況に応じて使い分けろ」と主張。
片手で扱えれば、馬上、せまい場所での戦いにも対応可能。
紫も、普段は一刀で、全力を出すための二刀。

一対多の剣術は珍しい

日本史でもっとも斬り合ったのは、幕末の京都!
新選組が、相手を囲んで一斉に突くか、上から切りつける戦術だった。
言うほど斬り合いはなく、派手な羽織もあまり着なかったとか……。

『バガボンド』に登場した無名の達人が一対一でどんどん立ち会うも、力尽きた。
真剣同士の斬り合いは相手と睨み合うから、恐ろしいほど消耗する。
「素人が片手でブンブン振り回したほうが刃筋が立って、よく斬れた」という話も。

『刀使ノ巫女』は、1人に大勢で戦う場面が多い。
迅移による加速があるから、熟練者ほど、一瞬で切り捨てられる。

囲まれたら終わりで、人斬りの岡田おかだ以蔵いぞうは動きつつの攻撃。
常に一対一を維持しつつも、迷いなく敵を斬り伏せるだけの豪胆さ。
空間把握のみならず、相手の敵意を察知した瞬間に、急所を狙ったのでしょう。

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』では、ひたすら逃げて、追いついた奴から斬る。
それぐらいでないと、生き延びられず。
逃げるは恥だが、役に立つ!

身もふたもない話をすれば、刀は短すぎる……。

そもそも、長巻ながまきという薙刀なぎなたみたいな武器があって、平時には武士の象徴。
幕末で斬り合いが多かった事実は、戦国時代の刀はステータスだった証拠!
合戦で刀を使っていた武将は、自分も負傷したことで亡くなる。
だから、一番槍いちばんやりという表現はあっても、一番刀いちばんがたなと聞くことは少ない。

桜技流も警察の一部

日本を裏から支配している、異能者サイドの四大流派。
その1つである桜技流も、『刀使ノ巫女』と同じく、警察の一部!

何も知らずに非難する警察

『刀使ノ巫女』は、刀使の生存競争。
けれど、異能者シリーズでは、警察との意見の違いをクローズアップ。

望まぬ従属で、人知れずに化け物を退治しては、犠牲者を出す。
だが、警察の上層部はそれを握り潰し、「遊んでいる」という認識。
トップダウンの世界ゆえ、末端の警官ですら、演舞巫女をバカにするだけ。

仮にも神社の巫女で、護国のために散ったことで……。

警察のお嫁さん育成、口が悪い者は「無料のピンクコンパニオン」とのたまう。
国家権力を行使できる代わりに、人権すらない。
世間から見た評価と内部から見た実情が、あまりに違いすぎる!

放置されている不正

桜技流は、刀剣類保管局。
特別刀剣類管理局とは異なり、全国の警察本部に配置していない。
育成する女子校を中心に、御刀の鍜治場や保管、実働する部隊がいるだけ。
要請に応じて派遣されては、現地で警察署のセクハラ、暴言にも悩まされる。

桜技流では、巨額の横領が続いている。
最高幹部が関わっていて、トップの筆頭巫女も手を出せない。
警察の上層部もそれを知っているから、とことん見下す。

原作の【花月怪奇譚かげつかいきたん】で、主人公は何も知らない。
ルートによっては筆頭巫女と出会い、Hイベントもあるが、悲劇的な末路へ!

根本的な原因を解決せず、最悪の未来へ突き進むだけ……。

鍛治川かじかわ航基こうきは目の前にいる敵を討つだけで、難しいことを考えない。
知れば殺される不正であれば、尚更なおさら
自分で気づくことはないし、周りも教えず。

お飾りの筆頭巫女はサブヒロイン

象徴である筆頭巫女は、警察局長も務めている。
しかし、名誉職に過ぎない。

警察で同格となれば、「東大を卒業せず、キャリア試験も知らない小娘」と見るだけ。
自分たちの要望を伝える、ただのメッセンジャー。

【花月怪奇譚】は、桜技流のルートで筆頭巫女と会える。
条件を満たせば、サブヒロインとして攻略可能♪

ヒロインの錬大路れんおおじみおは、『刀使ノ巫女』の十条姫和がモデル。
その親友である北垣きたがきなぎも、同じく衛藤可奈美から。

筆頭巫女の苦悩と救い

施設育ちの原作主人公では、筆頭巫女の力になれず。
彼が知らないまま、死ぬより酷い目に遭うことは、定められた運命……。

同じ四大流派の理解者

室矢むろや重遠しげとおは、同じ四大流派の重鎮。
同年代だから、筆頭巫女としても心強い限り!

千陣流せんじんりゅうの次期宗家だった重遠は、本来なら社交辞令だけ。
彼には許嫁いいなずけもいるため、横恋慕すれば、四大流派の抗争になりかねない。

けれど、自浄努力では解決しない問題について、大きな揺らぎとなる!?

【花月怪奇譚】は、共通の悪役である千陣重遠を打倒。
そのために、四大流派を横断するような体制へ。
主人公が異世界転生したことで、正義に燃える原作主人公だけ、宙ぶらりん。

禁断の恋

筆頭巫女は、男とまぐわってはならない。
信仰する女神に仕えつつ、その代理人として、桜技流を導くのみ。

だが、思わぬ形で出会った室矢重遠と接すれば、思春期らしい感情も湧く……。

千陣流と桜技流は、犬猿の仲。
小競り合いが続いていて、結ばれることはあり得ず。
そもそも、筆頭巫女の片思いに過ぎず、浮気はお互いの破滅。

象徴としての、筆頭巫女。
それをたがえれば、首をげ替えるだけの話。

日本を裏から支配する四大流派で、桜技流は内外からの圧力。
原作で悲劇のヒロインだった筆頭巫女は、中身が変わった重遠と、どうなる?

刀を振り回すだけと侮るなかれ

【花月怪奇譚】では、刀を扱う女子たち。
けれど、この世界は女神が降臨して、クトゥルフ神話の邪神クラスが跋扈ばっこする!

『真・女神転生』で文明が滅びる直前に近く、それに見合った力で守らなければいけない。
ところが、今の桜技流は、真剣と身代わり装備で剣術ごっこ。

『BLEACH』の護廷ごてい十三隊から、斬魄刀ざんぱくとう鬼道きどう、空中に立てる技術を抜いた状態。
どうやって、ホロウ破面アランカル滅却師クインシーに立ち向かう?
洗脳、快楽漬け、物理法則すらじ曲げる化け物たちが、本来の相手だ!
体当たりするほどに接近して、ようやく切っ先が届く刀だけでは、自殺と変わらない。

これは、剣道にあらず。
殺すか殺されるかの、生存競争だ。
敵がこちらの都合を考えてくれると、思うな。

警察が管理しやすい状態では、まともに戦えぬ。
不正をなくなさければ、内側から腐り果て、一度の敗北で丸ごと滅ぶ。

立場と情報がある室矢重遠は、原作主人公とは違う。
パワーバランスの変化に乗じた筆頭巫女が、桜技流を変えるために動く。
攻略されるだけのヒロインを超えた、もう1人の主人公として……。

異能者が普通にいる世界へ転生したら死亡フラグだらけの件