ストライク・ザ・ブラッドというハーレム!強さに対する1つの答え!?

参考文献

「吸血鬼の真祖」という、闇の血族を統べる帝王。
力や法律で抑え込むのは不可能で、利権を与えつつ、情で縛るのみ。
自治領を持つ真祖の『ストライク・ザ・ブラッド』に、あかつき古城こじょうが加わった!

良い意味でシンプルな最強モノ

第四真祖の力を得た男子が、急変した扱いに戸惑う。
東京の南方に浮かぶ絃神島いとがみじまで、妹のあかつき凪沙なぎさと二人暮らしを始めるも……。

最強になった男子がハーレムを築く

世界各地にいる真祖は、夜の帝国ドミニオンを支配。
パワーバランスの一角となった暁古城だが、まだ力を制御できない。

絃神島へやってきた脅威に、姫柊ひめらぎ雪菜ゆきなと立ち向かう。
「いいえ、先輩。私たちの聖戦ケンカです!」のような決め台詞が豊富で、映える。

架空の場所にすることで聖地巡礼を捨てたが、代わりに何をやってもOK!
重武装である特区警備隊アイランド・ガードは、やられ役。
雰囲気としては、『とある魔術の禁書目録』の人外バージョン。

先代の第四真祖アヴローラは、なぜ古城に力を渡したのか?
様々な敵から身を守るためにも、十二の眷獣けんじゅうを使いこなすことが急務……。

「メインヒロインと高級マンションで隣人」は同じ

第四真祖となった暁古城の日常は、崩壊。
中等部にバスケ部で孤立して、退部したエピソードも。
けれど、絃神島で高級マンションに妹と暮らし、私立彩海さいかい学園がくえんへ通う。

獅子王ししおう機関きかんが派遣した監視役である姫柊雪菜と出会い、本編スタート!
暁家の隣に入居した彼女は、古城につきまとう。

『異能者が普通にいる世界へ転生したら死亡フラグだらけの件』も、ほぼ同じ構図。
ただし、霊力ゼロの室矢むろや重遠しげとおが、許嫁いいなずけ南乃みなみの詩央里しおりに世話される。

東京の中心に住んでいて、歴史がある名門校へ通う日々。
同じクラスだが、教室で他人の振り。
警備会社で巡回するバイトをしていて、ある日、海外から訪れた少女と会う。

年上の妹が押しかけて本編スタート

カレナ・デュ・ウィットブレッドは、西洋の魔術師。
室矢重遠が試しにやったら、初めての式神に……。

『ストライク・ザ・ブラッド』の暁古城は、力を制御できていないだけ。
それに対抗できるのは、同じ真祖とその部下ぐらい。
暁凪沙は無条件に兄を慕うし、姫柊雪菜も古城に気を遣う。

重遠は、四大流派の1つである千陣流せんじんりゅうの次期宗家から、放逐。
式神によって戦うが、霊力ゼロは体裁が悪すぎた。
南乃詩央里も、いつ本拠地へ戻るやら……。

真綿で首を締められる高校生活は、カレナの登場で変わった。
花月怪奇譚かげつかいきたん】というゲーム世界で、原作主人公が張り合ってくる。
どのルートでも滅びる悪役として、重遠は生き残りを狙う。

主人公は無自覚の最強

室矢重遠も、最強です!
ただし、本人に自覚はなく、その全貌が明らかになるのは中盤……。

序盤は普通に弱い

異能者がいる現代だから、霊力などで身体強化。
そういったスキルがない非能力者は、まともに戦ったら瞬殺……。

千陣流の式神に社会的な縛りはなく、内部の序列とルールのみ。
けれど、室矢重遠は原作の強さとは無縁で、身体強化によって殴られれば死ぬ!

室矢カレナを式神にして霊力は戻ったが、重遠はどん底。
通っている紫苑しおん学園がくえんで人気者になり、女子中学生の失踪から事態が動く。

異能者として、まだ弱い。
カレナに頼りつつ、日本では馴染みが薄い魔術絡みの事件に挑む!

それは、クトゥルフ神話のような、知っただけで発狂する世界だった……。

「前世の記憶がある」と見せかけての二重底

霊力ゼロの室矢重遠は、5歳でゲーム世界と気づいた。
どのルートでも滅ぶ運命から逃れようと、あがく。

完全攻略したゲーム世界だから、原作知識が役立つと思いきや……。

前世の記憶がある一方で、攻略対象ではなかった室矢カレナの参入。
なぜ、重遠に親身なのか?
彼と親しい南乃詩央里も疑う中で、紫苑学園の日常がすぎていく。

【花月怪奇譚】とは違う、独自の道を歩んでいく重遠。
原作主人公の鍛治川かじかわ航基こうきは、それについていけず。

実は、重遠の前世に秘密があり、カレナが関係していた。

カレナだけが全てを知る

カレナは、『ストライク・ザ・ブラッド』に登場した南宮みなみや那月なつきがモデル。
その正体だけではなく、他を圧倒するだけの力。

室矢重遠のポジションは、暁古城。
パートナーである南乃詩央里が、姫柊雪菜。
若い夫婦が住みそうな高級マンションのお隣同士で、通い妻!

ただし、幻想的なストブラとは違い、現代社会のドロドロに吞み込まれて……。

弱いと、千陣流に暗殺されるか、超常的な事件で死ぬ。
重遠に霊力が戻っても絶望的な状況で、3人になった室矢家は生存戦略を始める。

現代社会の政治劇に巻き込まれ

敵を倒せばいいわけではなく、立場を築くことも必要。
出た釘は叩かれるが、座して待てば、破滅するのみ!

ハーレムを築くことが生存戦略

暁古城は、言うことを聞かない眷獣を従えるための吸血。
そのために新しいヒロインが求められ、ラブコメとしても楽しめる。
けれど、室矢重遠はもっと切実な理由……。

千陣流で立場がないため、他の四大流派から女子を迎えたい。
それによって、謀殺を防ぐと同時に、選択肢を増やす。
与えられた猶予は、紫苑学園の高等部を卒業するまでの3年間!

『ストライク・ザ・ブラッド』によって、ハーレムという展開へ。
裏切らない契約としての初夜だから、処女をもらうことがスタートライン。

それでも、重遠に明るい未来は見えず、式神の室矢カレナだけが頼り。

「現代社会で、ハーレムが受け入れられるのか?」
それを突き詰めてみた、1つの思考実験。

十師族と同じように権力争い

最初の人間関係は、ストブラ。
しかし、その実態は『魔法科高校の劣等生』の司波しば達也たつやに近い。
安心できる司波しば深雪みゆきではなく、腹黒な千陣せんじん夕花梨ゆかりを妹として……。

紫苑学園に通う学生を見れば、非能力者ばかり。
スクールライフの悲喜こもごもはあれど、魔法科高校のようなギスギスはない。
代わりに、四大流派や、警察などの国家権力と対立。

序盤は、千陣流に自分を認めさせることが目的。
東京で名門校に通いつつ高級マンションで暮らせるのも、その支援があるから。
献身的な南乃詩央里も、家同士が決めた婚約者だ。

四大流派の承認により、千陣流で一定の評価。
疑心暗鬼になっている室矢重遠も、ようやく人心地と思いきや……。

異能者の代表としての功罪

他流を巻き込んだら、四大流派に認められた!
しかし、見目麗しいヒロインを集めたことで目立ち、異能者の代表にも。

『魔法科高校の劣等生』のように足並みをそろえた十師族は、いない。
それぞれの分野を牛耳っている四大流派がいるだけ。

どこにも顔が利くうえ、高校生の室矢重遠は、まさに狙い目。
彼を押さえるだけで、異能者を自由に動かせる!?

中盤で戦えるようになった重遠は、海外の異能者とも知り合う。
ストブラも他の真祖とのエピソードがあったが、こちらは国を巻き込む。

司波達也のような、四葉という絶対的な後ろ盾や義務はなく。
暁古城のあらゆるものを滅ぼす力もなく、俗世を離れたわけでもない。
日本の異能者を仕切っている四大流派に認められ、東京で暮らしているだけ。

子供をどうするのか?

本人もよく分からないまま、神話のような力を発揮。
誰もがひれ伏すような室矢重遠は、子供の扱いに困る。

ストブラでは子供たちも準最強

『ストライク・ザ・ブラッド』は、未来の娘がやってくるエピソードも。
それに影響を受けて、異能者シリーズの大学生編は未来の娘たちとの騒ぎへ!

暁古城の娘たちも、第二世代として強い。
他の真祖による介入へ対抗するのも、ストブラの面白さ。
キャラが多い群像劇だが、敵を倒せばいいから、読者は混乱しない。

ハーレムは、子供が多くなる。
その部分にちゃんと言及したことで世界観に厚みが出て、今のヒロインも魅力的に。
やりすぎると誰がヒロインか不明になるため、お助けキャラとして……。

現代社会でありながら、隔離された場所。
海外勢を含めて異能バトルを繰り広げつつ、複雑な関係が描かれた。

室矢家を続けるのかどうか

異能者がいる世界では、最終的に室矢家の存続がテーマに!
子供たちの将来を考えたら、守れるだけの体制にしたい。
ストブラであった戦王せんおう領域りょういきのように独自の勢力圏を築くことも、1つの答えだが……。

室矢重遠は、【花月怪奇譚】のエンディングとなる高校卒業を意識。
そこまで生き延びれば、筋書き、強制力のない世界が待つ。

四大流派の代表で、海外との交流も始めた重遠は、悩む。
様々な勢力にいるヒロインを集めたうえ、本人も普通の男に過ぎない。
「自分が死んだら、残された子供たちは?」

『魔法科高校の劣等生』でも、司波達也と深雪が1つの結論を出した。
けれど、達也の「分解と再生」は先天的なBS魔法で一代限り。
果たして、彼らは自分の子供を人間兵器にするのか……。

天下を取った豊臣秀吉は、我が子を守るために疑心暗鬼。
駒姫こまひめを三条河原で斬首して無縁仏という暴挙に及び、ひいては豊臣家の滅亡へ。
本人がどれだけ優秀で運が良くても、子供となれば、話は別。

未来の娘たちが次々に押し掛ける

過去に干渉すれば、その分だけ未来が変わる。
矛盾させれば、タイムパラドックス。

けれど、室矢重遠の娘たちは遠慮しない!

あるヒロインの娘が過去に戻り、大学生の重遠を訪ねた。
それをきっかけに、未来から娘たちのラッシュへ!?

世界を滅ぼせる重遠は、激動の高校生活を乗り切った。
自由なキャンパスライフでも、未来の娘たちと物語を紡ぐ。
それは、ヒロインの本音を引き出し、過去と向き合う話でもある。

異能者がいる世界で、大きな変化が起きた。
霊力ゼロの重遠を閉じ込める座敷牢ざしきろうに過ぎなかった室矢家は、未来を変えたのだ。

現代のハーレムは、賛否両論がある。
けれど、死亡フラグだらけの中で戦い抜いた彼らは、自分なりの幸せを得た。
彼らの子供たちも、それぞれに人生を歩む。

異能者が普通にいる世界へ転生したら死亡フラグだらけの件